こちらの記事では、不登校からの立ち直り方についてまとめています。
私は現在、Webライターとして仕事をしながら全日制の四年生大学に通っています。
中学2年の時から不登校になり、高校1年まで引きこもりを経験。
そんな私が、どのようにして全日制の大学に通えるまでに社会復帰したのかについてまとめていこうと思います。
こちらの記事を読むことで
不登校に陥った時の心構え
不登校中はどのように過ごすべきか
社会復帰のためのロードマップ
これらのことがわかるようになっていますので、学校に行きたくなくて悩んでいる方や、不登校に陥っている学生さんの親御さんはぜひチェックしてみてくださいね!
不登校に陥った時の心構え
学校に行きたくない理由は様々だと思います。
いじめられて行きたくない。なんとなく行きたくない。クラスの雰囲気が怖くて行きたくない。
勉強に追いつけなくて行きたくない。めんどくさくて行きたくない。先生が怖くて行きたくない。
私の場合は、いじめとクラスの雰囲気、先生の雰囲気など様々な要因があって学校に行けなくなりました。
正直私は「結局なんとかなるから行かなくていい」と思います。
学校なんて物事を学ぶための手段であって、学校だけが世界ではないんですよね。
学生時代は「学校に行かなければ私の存在価値がなくなる。自分のやるべきことをやらなければ存在価値が〜」と思い詰めていましたが、学校に行かないからと言って自分の存在価値がなくなるなんてことはないんです。
学校行かなかったけどいいや〜の精神
「学校行かなきゃ」と思って毎晩眠れなくなったり、毎朝謎の腹痛に悩まされたりするくらいなら開き直ってしまいましょう。
学校に行ってないから大人しくしてなければならないなんて決まりはありません。
ゲームをしちゃいけない決まりも、どこかに遊びに行っちゃいけない決まりもありません。
学校なんて手段の一つでしかないということを頭に入れておきましょう。
学校からの電話にビクビクしない
ほぼ絶対にかかってきますよね。学校からの電話。
私も当時はものすごいビクビクしていました。
今思うと、ビクビクする必要なかったなぁと思います。
学校から電話がきたからといって、学校に行くか行かないかは自分自身で決められるからです。
堂々としていて大丈夫です。
先生が不登校児の家に電話をかけるのは「学校の先生」という職業に就いているからであって、あなたのことが嫌いだからというわけではありません。
電話がかかってきたら、「あぁ〜先生もお仕事大変だなぁ〜」と思っているくらいで大丈夫です。
親からの理解が全てではない
不登校で一番嫌な瞬間って、親からの干渉を受けることだと思います。
当然、親だから子供の将来が心配で声をかける気持ちもよくわかります。
だからと言って、子供が親の言葉の通りに動く必要もないと思っています。
ただでさえ学校で居場所を見つけられないから不登校になっているのに、家でも居場所がなくなってしまったらしんどいですよね。
でも親からの理解が得られないからといって、絶望する必要はありません。
毎朝「なんで学校行かないの?!」と怒られるのが怖いのであれば、一度自分の精神状態や学校であったことなどを話して本当に学校に行きたくないということを伝えましょう。
それでも学校に行きなさいというのであれば、もう親の理解を得る必要はありません。
授業には出なくてもスクールカウンセリングなどの利用や、友達の家に遊びに行ったり、部屋に閉じこもるのも良しです。
自分が過ごしやすい環境を作りましょう。
親から理解を得やすくなる方法
親からの理解を得やすくなる方法として、挙げられるのは「家で勉強する」という案を出すことです。
とりあえず家で勉強しておけば、将来そこまで困ることはないです。
(私は一切勉強してなかったのですが、一応問題なく大学に通えています。)
学校に行く理由は勉強をするためなので、家で勉強してしまえば正直学校なんてそこまで重要ではありませんよね?
もちろん友達との時間や部活動で有意義な時間を過ごすことも可能ですが、それは不登校に陥る原因が無かったらの話です。
不登校に陥るほど辛いことがある学校にわざわざ勉強をしに行く必要はありません。
家で勉強する旨を伝えることで、「ただサボりたくて学校に行きたくないという訳ではない」ことが伝わります。
不登校中はどのように過ごすべきか
先ほども述べましたが、不登校だからといって自宅謹慎のような振る舞いをする必要はありません。
せっかく学校に行かなくて済むのですから、ここぞとばかりに楽しみましょう。
とにかく遊ぶ
学校に行かないという選択をしていることに罪悪感を感じて引きこもってしまう方が多いです。
私もそうでした。家に引きこもって、夜は起きて動画を見て、朝に寝る生活。
今考えると本当に勿体ないことをしたな〜と思います。
3年間引きこもり続けましたが、その間にいろいろな場所に行ったり、様々な経験をしたり自分のためになることをしておけばよかったな〜と。
無理に外に出る必要もありませんが、行きたい場所があるなら自由に行き、やりたいことがあるなら自由にやりましょう。
ただし道を踏み外さないこと。気をつけるのはそれだけです。
勉強はしておく
中には勉強をすることが苦痛で、学校に行かないという選択肢をとった方もいるかもしれません。
ここだけの話、そこまで頭が良くなくても生きていくことはできます。(私のように)
私は中学1年の時点で数学は40点。不登校に陥って、別室で受けた数学のテストは0.5点でした。
数学の先生が情け深く、問題を解いている最中の式に点数をつけてくれたんです。
勉強ができなくても生きていくことはできますが、勉強をしておくことに越したことはありません。
特に英語。実用的な英会話を身につけると、日本ではそれだけでステータスになります。
学校で勉強する英語は「書く英語」に特化しており、話す際にはあまり役立たないことが分かりますね。
学校に通っていなくても、勉強がある程度追いついていれば不登校なんてそこまでハンデになりません。
学校に行かなくて済む時間、有効に使って自分の価値を高めて行きましょう。
社会復帰のためのロードマップ
ここからは社会復帰のためのロードマップについてお話ししていきます。
まずは私の人生からご紹介。
中学時代にクラスの雰囲気に馴染めず、不登校に陥る
↓
図書室登校を試みるも、学校の雰囲気や匂いが受け付けなくなってしまい断念
↓
エスカレーター式で高校に入学するも、同じ中学から進学している人もいることから恐怖で通えず
↓
高校1年の秋に週2日制の高校に編入
↓
楽しく高校に通う
↓
社会復帰のためにバイトを始める
↓
大学に入学
↓
現在大学4年。家を出て彼氏と同棲中
こんな感じです。
私が社会復帰のために意識してきたことは、何事も少しずつステップアップしていくことです。
高校も週2日だから行けたものの、毎日通えと言われたらきっと無理でした。
体力や気力がついていかないんですよね。
まずは週2日学校に通う。これがクリアできたら次は学校がある日とは別の日に2日間バイトを入れて、週4日動く体勢を作る。
学校やバイトがない日は外に遊びにいくなどして、週5日動ける身体や精神を1年ほどかけてゆっくり作り上げて復帰するといった感じです。
社会復帰のポイント
1ヶ月などの短い期間でなんとかしようとしない
1年〜2年ほどかけて、ゆっくりと週5日動ける身体を作る
たまにズル休みしてもOK
メンタルにゆとりを持って生活する
学校から逃げても、人生からは逃げないで
学校や、その他諸々辛いことからは上手に逃げて、楽しく生きることが大切です。
しかし全てを諦めて投げ出してしまうのではなく、少しでも自分にできることをやりましょう。
学校から逃げてもいい。辛いことから逃げてもいい。
人生から逃げ出さずに生きていれば、幸せになる時は必ず来ます。